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福岡に合った住宅を考える。

住宅性能はどこまで上げればいいの?
Ua値、C値、HEAT20、断熱等級????言葉の意味も、数字の意味も良くわからない。初めての買い物だから良いものを作りたいけど、価格も余分にかけたくない。

車を買う時、公道で時速200キロで走れる性能は要らないけど、「好みのデザインで、快適に、低燃費で、楽しく走りたい」。そんなスペックが住まいにもあれば良いのだと思います。

どんなに高性能でも無暖房で少々の寒さを我慢しながら暮らすのなんてありえません!エアコン一台の電気代で全館冷暖房できて、大空間のリビングで家族楽しく、所有感の高いデザイン性のある暮らしがちょうど良いと思います。

「そもそも福岡は温暖な地域。」

福岡は北側に海を抱える大きな都市としては数少ない地域です。南には多くの山々の自然もあります。今宿は、福岡の土地の特性や気候条件を多く兼ね備えた地域です。今宿の町から福岡の住宅づくりを考える。それが私たちが提供する住宅の品質に対する向き合い方となっています。

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フィルハウスデザインは、Ua値0.46以下、C値0.3以下のHEAT20 G2グレード+αが適正だと思います。

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断熱性能は「Ua値0.46以下」を目指すと良いでしょう。九州エリアの温暖な地域では「Ua値0.46以下」を目指してみると、イニシャルコストとランニングコストのバランスが良い住宅となると考えます。

過度な性能を求めて無駄なコストをかけないようにすることがポイントとなります。地域に合わせた、適度な開放性と、デザイン性が「楽しい住まいづくり」には必要なのです。

「吹き抜け」や「リビング階段」など空間設計は、住宅性能が低いと「寒い、暑い」の温床になり楽しくないですね。大空間の楽しい生活空間は、高い住宅性能を土台に成り立ちます。

電気代の話

家庭の電気代は何の差かというと、ズバリ「エアコンの台数×温度設定」なのです。2階建てであれば、エアコンの数は一台もしくは各フロアに一台を目指すのが良いでしょう。エアコンの設定温度は、「冬場は21℃」「夏場は除湿か28℃」くらいがランニングコストを下げて快適に暮らせる基準となります。

断熱と言っても「いろいろ」です

高断熱とは、床・壁・天井から出入りする熱が少ないのが高断熱の家。住宅の断熱性は「Ua値」という指標で表され、数値はゼロに 近づくほど「熱を通さない高断熱な住まい」といえます。福岡地域(6地域)では、Ua値0.46以下を目指すと、省エネでランニングコストを抑えることができ、快適な暮らしを実現できるでしょう。さらには、HEAT20 G2グレードをクリアしておくと、万が一住まいを売らなくてはならなくなった時、リセールバリューを守れたりするのだと思います。

「Ua値」図

フェノールフォーム断熱材「ネオマフォーム」

断熱性能・長期断熱性能・耐燃焼性能・環境性能をバランスよく有する断熱材。業界トップクラスの断熱性能で薄くても高いレベルの断熱性を発揮し、長期に渡って性能を維持します。

「ネオマフォーム」図

床暖房に頼らない基礎断熱工法

高性能住宅の断熱方法は、壁や屋根だけでなく「基礎」からしっかり断熱します。基礎の材料であるコンクリート素材は蓄熱性が高く、冬に基礎を外気にさらすと冷たい熱をため込み、基礎全体が冷えてしまいます。冬の寒さで冷やされた基礎は、床に対し冷輻射を放射し続け底冷えの原因となります。基礎からしっかりと断熱することで、冷暖房効率を高めていきます。

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相当隙間面積「C値0.3以下」が理想

隙間を少なくして熱損失を極めて小さく抑えた(家内外の空気の出入りを少なくした)のが高気密の家。その性能を数値で示したのがC値(=床面積1m2当たりの隙間面積)で、ゼロに近づくほど「高気密な住まい」となります。C値0.3(cm2 / m2)以下とは、30坪程度の住宅で家全体の隙間を合計すると、「名刺一枚のサイズ」くらいになります。

相当隙間面積「C値0.3以下」イメージ

高気密はお金だけでは買えない

高気密の性能は、高性能な建材を使えば達成できるものではありません。気密をつくるのは「職人の腕」です。どれだけ丁寧に隙間なく施工できたかで気密性能は決まります。丁寧に施工すればするほど、高気密になります。丁寧に仕事をしてくれる職人のいる建築会社を選ぶことが大事なのです。

全棟気密検査実施の重要性

気密は「現場」で測らないとわかりません。気密は現場の大工さんが丁寧に施工してきた結果とも言えます。現場ごとに異なるので全棟気密検査が必要となるわけです。しかも、検査は第三者機関による検査でなくてはなりません。検査結果を、引き渡し証明書として添付してもらうことが必須となります。

「全棟気密検査」イメージ

Afterコロナに必要な「換気性能」

2020年、新型コロナウイルスが世界で流行しました。それに伴い、政府より感染予防の指針が発表されました。その中で重要だと言われているのが「室内換気」です。その換気を確実に実現するのに欠かせないのが住宅の「高い気密性」です。フィルハウスデザインでは「高い気密性」に裏付けられた計画換気(※)を行っていますので、嫌な生活臭はもちろん湿気やハウスダスト等をしっかり換気します。

「換気性能」イメージ

(※)計画換気とは、全体の気密を高めた上で空気の通り道をしっかりと確保し、常に新鮮な空気を取り入れ続ける仕組みのこと。耐久性の高い家づくりを行う ためには、気密性・断熱性に加え、計画換気が重要です。

換気が働くということ

結露を防ぐ

意外とおろそかになりがちな床下の換気。多くの住宅は現在、ベタ基礎という基礎構造を採用しています。ベタ基礎は、床下全体をコンクリートの構造でつくられるため、大量のコンクリートを打設することとなります。打設する際のコンクリートは大量の水分を保持しているため、打設後3年間は換気をしっかりし続けないとコンクリートは乾かないと言われています。

換気がおろそかになれば、床下のカビなどを誘発し室内の空気環境を悪くする原因となります。床下以外でもクローゼットや洗面室など換気が滞りやすい場所では、湿気がたまりやすく結露を誘発する可能性が高くなります。結露は、さらにカビなどを誘発し室内の空気環境が悪くなる原因となります。

「全棟気密検査」イメージ

生活臭を無くす

計画換気が働かない空間では、匂いもたまりやすくなります。多くの人が、他人の家の独特な匂いを感じた経験を持っているはずです。住んでいる人は毎日のことなのであまり気づかないのですが、お客様はその匂いに気づきます。これは、普段の生活臭を外に排出できていない証拠となっています。匂いが溜まりこみやすいということは、換気が働いていないということになりますので、結果として室内の空気環境の悪化につながり健康的な生活を害することとなります。

健康的な空気環境をつくる

24時間換気の計画は、匂いや湿気の出やすいエリアから空気を排出し、リビングの壁などから新しい空気を取り入れ隅から隅まで換気をされている状況をつくることが大切です。2時間に1回、家全体の空気が全て入れ替わるように設計することが健康的な空気環境をつくることにつながります。

隅から隅まで換気をするためには、気密性能が不可欠となります。気密の悪い建物での換気は、穴の開いたストローで吸っている状況を思い浮かべていただけるとイメージがしやすいかもしれません。隙間をできるだけ防ぐことで換気の働く空間づくりとなります。相当隙間面積C 値0.3 ㎠ / ㎡以下で施工することがお勧めです。

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気密性能は職人がつくるもの

C値0.3(cm2 / m2)以下とは、30坪程度の住宅で家全体の隙間を合計すると、「名刺一枚のサイズ」くらいになります。家電で言えば冷蔵庫並みの気密性能となります。このような気密性能は、職人がとことん丁寧に施工をすることでできあがります。壁やサッシの間の隙間から始まり、電気の配線や給水排水管を設置した後の隙間など施工中には隙間をふさいでいく作業の連続です。その作業を丁寧にやり続けることで高品質な気密性能が達成されます。最後は職人が性能を作っていくのです。

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